進化を続ける国産Bacchusフラッグシップモデル【ディバイザーワンデイ2026】

One Day Guitar Show2026の開催まで、残り約2週間となりました。本日の記事でご紹介するのは、Bacchusブランド国産ラインナップの「Handmade Series」と「Unique Series」。当日に先駆けて各限定モデルの製作風景をお届けします。

Bacchusブランドのフラッグシップ

ディバイザーが有するブランドの中でも、ハイエンドからエントリークラスまで幅広い層のプレイヤーに寄り添いながら歴史を積み重ねてきた「Bacchus Handmade Guitars」。30年以上の歴史を持つ本ブランドを黎明期から支えてきたのが、「WOODLINE」と「DUKE」の両モデルです。

2001年カタログ掲載「WOODLINE」
2001年カタログ掲載 「DUKE-STANDARD」

発売以来、Bacchusの最上位ラインナップ「Handmade Series」の一翼を担いながら、その系譜は海外生産モデルへも広がり、WOODLINEは「WL」を冠する幅広いラインアップとして、DUKEは多彩な派生モデルとして展開されるなど、今日まで多くのプレイヤーに支持され続けています。

また、海外生産モデルと平行し、国産モデルもこれまでに数多くのモデルを展開。木材を生かした仕上げやその年だけの限定デザインを取り入れるなど、様々なスペックやストーリーを持つ特別なモデルが多く生み出されてきました。

そして今回の「Deviser One Day Guitar Show 2026」にて、さらなる進化を遂げたモデルが登場します。

Handmade Seriesで新たな扉を開くWOODLINE

今年の「One Day Guitar Show」では、WOODLINEモデルで初登場となるジャーマンカーブを取り入れた新機種をはじめ、新たな仕様やデザインを採用した製品が発表となります。

WOODLINEで初となるジャーマンカーブ採用モデル

ジャーマンカーブとはボディの外周に施された削り込みのことで、フラットトップと一線を画す立体的な仕上がりになるのが特徴です。ボディの存在感を際立たせるラインは線画の段階で複数のパターンを検討し、実物で質感や手触りを確かめながら導き出されました。

現在塗装工程にあるこのモデルは、ジャーマンカーブが生み出す独特の陰影により、どこかビザールライクな存在感を醸します。さらに注目したいのがピックアップのザグリ。横からのアングルでも分かるように、一般的なJBタイプよりもワイドなピックアップが採用されるようです。ボディ材にはマホガニーが使用されており、完成後のサウンドキャラクターも想像が膨らみます。

これからパーツの組み込みを経て、どのようなサウンドとルックスを備えた一本へと完成するのか。少しずつ姿を現し始めた本モデルの全貌に期待が高まります。

赤松材を用いたセミホロウボディのWOODLINE

Fホールを有するセミホロウタイプのWOODLINEも製作が進行中です。このモデルにはボディ材に赤松を使用しており、軽やかな構造と相まって、赤松ならではの表情を存分に楽しめる仕様となっています。

2017年より取り組みを開始した、松くい虫被害による被害材を用いた「JRP(Japan Red Pine) Guitars」プロジェクト以降、ディバイザーでは赤松を活用したギター製作を積極的に行ってきました。赤松材はこれまでギターの製作で幾度も行ってきましたが、WOODLINEの製作で赤松が取り入れられるのは今回が初となります。これまでのギター製作でのノウハウがあったからこそできる飛鳥工場での仕上がりが期待できます。

さらに本モデルには、ディバイザーテクニカルセンターに植樹されている赤松から着想を得た意匠が盛り込まれています。きっかけとなったのは、今年の5〜6月頃にこの赤松へ遊びに来ていたカワラヒワの存在です。

特徴的な鳴き声が会社の敷地に響きます

カワラヒワは日本国内では北海道から九州までの各地で分布する、羽の一部に鮮やかな黄色をまとった特徴的な姿を持つ鳥です。

カワラヒワが訪れたテクニカルセンターの赤松
カワラヒワと赤松がデザインされたインレイ

赤松とカワラヒワが織りなすこの印象的な風景を、指板のインレイワークで表現しました。今にも松梢にとまりそうなカワラヒワの姿が丁寧に描かれており、自然の温もりを感じさせる意匠に仕上がっています。

恒例のWOODLINE「冬桜」モデルも出展決定

近年のOne Day Guitar Showで恒例となりつつある「冬桜」のモデルも出展します。桜をイメージしたFホールや指板に冬のモチーフと桜のインレイを取り入れるなど、「冬×桜」をテーマとした限定モデルが「冬桜」です。今年の冬桜ではウサギをモチーフとした愛らしいデザインが施されており、塗装の仕上がりを待つボディにその姿が確認できます。

指板の作業工程を見に行くと、雪の結晶や桜のデザインと共に2羽の可愛らしいウサギが息を吹き込まれていました。

指板とボディの両方でプレイヤーに寄り添い見守ってくれるこの子たちに、思わず名前を付けたくなってしまうかもしれませんね。全容はOne Day Guitar Show2026当日にお目見えとなります。

新設「UNIQUE」ラインナップにて展開する「DUKE」モデル

2025年より始動した、国産Bacchusの新シリーズ「UNIQUE」。長らく生産を休止していた「日本製DUKE」が、長年にわたり培われてきた基本構造や設計思想を受け継ぎながら、新たな生産体制のもとで“新生 DUKE”として待望の復活を果たしました。

UNIQUE Seriesでは、シリーズコンセプトのひとつとして“干支”をテーマに掲げています。昨年の巳年モデルを皮切りに、製造年の干支をモチーフとしたデザインを取り入れており、その年ならではの個性を宿した一本へと仕上げられています。

5月に開催された「ディバイザー大商談会2026」でもお披露目となった午年モデルが、今回のOne Day Guitar Showではまた異なる魅力を携えながら装い新たに登場します。詳細は追ってご紹介いたしますので、ぜひ続報をお待ちください。


各モデルの全容は11月22日午後4時に公開

いかがでしたでしょうか。本記事で取り上げた各モデルは、現在完成へ向けて着々と製作が進められています。職人たちのこだわりが詰まった一本一本の全貌を、ぜひ公開当日の特設サイトでお確かめください。


One Day Guitar Show特別企画!
ディバイザーショールームにご招待

2025年度開催時の様子

One Day Guitar Show出展モデルを展示したディバイザーテクニカルセンターのショールームを、下記日程にてユーザーの皆様に公開します。完成したばかりの製品を間近でご覧いただけるだけでなく、当日はディバイザースタッフや職人による製品解説も実施いたします。

日程2026年11月21日(土)、2026年11月22日(日)
時間午前の部 10:00 – 12:00
午後の部 13:00 – 15:00
※ご来場には予約が必要ですので、リンク先より詳細をご確認のうえお申し込みください。

11月22日のOne Day Guitar Show特設サイトオープンを前に、カウントダウンページにて各ブランド出展モデルの最新情報を先行公開中です。製作の裏側や工場の様子をいち早くお届けします!


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