「1934年サウンドを忠実に再現」

すえちゃんさん/58歳/男性

「HD-180 Custom」

Headwayのキューバンマホを初めて試奏した時の衝撃が忘れられず、必ず手に入れるとの思いで、東西の楽器店の中古〜新品に至るまで探し求め辿り着いた愛器です。言わずもがな百瀬さんのカスタムですが、某楽器店のオリジナルのもので、表はワイルド杢目のアディロン、ネックとサイドバックはキューバンマホ、しかも今やHeadwayのブレーシングの代名詞とも言える1934年ブレーシングの1号機です。1934年D-18を忠実に再現する事にこだわり、エボニーロッド、44mmナットの三角ネック、ウェバリーペグ、象牙ナット/ブリッジと、おそらくここまでの1934年仕様は二度と世に出ないんじゃないかなと思う位です。手に入れられたのは超ラッキーとしか言いようがありません。そのサウンドは、エボニーロッドならではの特徴的な音質に加え、オールキューバンマホの真骨頂と言えるもので、百瀬さんの技術力の物凄さを感じます。あり得ない程の爆音もさることながら、爪の状態がそのままストレートに音に出る位に繊細で、表現力豊かな反面、誤魔化しが全く効かなく上手く弾くのが難しいとも言えるギターです。音の好みは千差万別だと思いますが、間違い無く世界に1つのオンリーワンなサウンドだと思います。一生涯手放す事は無いと思える位のギターに出会えたのは本当に幸せだと感じています。