2021 One Day Guitar Show『Blue Collection』 徹底解説!!
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2021年 11月16日 (火)に開催されます、Deviser One Day Guitar Show
一般公開まで残りわずかとなっており、続々と出展モデルの情報が公開されております。
今回は、2021 Deviser One Day Guitar Showの目玉と言っても過言ではない 『Blue Collection』についてご紹介いたします。製品の特徴はもちろんのこと、塗装を手がけた飛鳥工場の塗装職人 梶田氏から聞き出した製作過程の内容についてもお届けいたします!!
『Blue Collection』とは?
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第三回目となる今回のOne Day Guitar Showでは”青”をテーマに製作するシリーズ『Blue Collection』を発表します。
青い塗装のギターやベースは近年人気が高まってきていますが、ギターの製造者にとって”青”は非常に難しい色の一つです。木材の生地はご想像のとおり暖色系の色であることが多く、木目や木肌の質感を活かせるように青い塗装を行う場合、その最終的な発色は木肌の色の影響を大きく受けます。
経験を積んだ塗装職人は木材の種類、そして材ごとに違う個性を見極め、木肌の色の影響を考慮にいれながら塗装の方法の吟味し、塗料の調合を行います。これにより一言に”青”と言っても『木材 x 塗料 x 塗装技術』によって無限の組み合わせが生まれます。
その組み合わせの中から限定モデルに相応しい”青”を纏ったモデルを『Blue Collection』と名付けました。
飛鳥工場の塗装職人屈指の技術による、バリエーションに富んだ様々な”青”をお楽しみください。
『Blue Collection』木材編
今回の『Blue Collection』では、主に4種類の木材を使用して製作いたしました。
その木材が持つ特徴を活かすべく”青”を採用しておりますので各モデルごとご紹介いたします!!
・フレイムトチ
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フレイムトチを使用したモデルには、Royal Blue Burstという名の”青”を採用。
木材の生地は比較的、白っぽいため鮮やかに発色がしやすい木材。
また、ワイルドな杢目が特徴であり、はっきりとした濃淡が出るように塗装をしております。
・バールメイプル
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バールメイプルを使用したモデルには、Valley Blue Matteという名の”青”を採用。
木材の生地は少し赤みががった特徴があるため、”青”を出すには一筋縄ではいきません。
そのため、試作を重ねバールメイプルに一番適している”青”を見つけることから始めました。
『Blue Collection』の中でもTop材とBack材がはっきりと分かれているもの本モデルの特徴です。
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・フレイムタモ
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フレイムタモを使用したモデルには、Noble Blue Burstという名の”青”を採用。
4種類の木材の中でも太い道管が通っており、この特徴を活かした仕上げとなっております。
また、フレイム材を使用しているため杢を浮き出すために”青”を生地着色にて施しました。
・バールポプラ
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バールポプラを使用したモデルには、Deep Ocean Blue Burst Matteという名の”青”を採用。
唯一、生地着色にて黒色を使用したモデル。
生地着の上から中間着色にて”青”を塗装することでより”青”が際立つ仕上がりとなりました。
飛鳥工場 塗装職人 梶田氏に直撃取材!!
『Blue Collection』の塗装を担当した梶田氏に製作中の話を伺いました。
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・『Blue Collection』の見どころについて
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4種類の木材に応じた”青”バリエーションをまずは見てほしいですね。
また、細かい部分になってしまいますがバーストの加減やバック材 (アッシュ、アルダー、トチ)も木材別に塗り分けをしているので注目ポイントです。
さらに木材、カラーに合わせてピックガードも4種類用意しました。
(ホワイトマーブル・シルバーマーブル・ブルーマーブル・ブラウンマーブル)
色については、主観というか好みが非常に分かれる部分だと思うのでこの『Blue Collection』がカッコいいと思ってもらえると嬉しく思います。
・実はレジンが入ってる!?バールポプラ
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『Blue Collection』の中でより手が込んでいるモデルはバールポプラを使用したモデルです。
バール材特有の瘤の部分は穴が空いてるので、今回は特別モデルということもありレジンを目止めとして使用しました。青いレジンを使用したかったので、バールポプラは黒生地着にて仕上げております。
写真の状態からレジンを硬化させ、余計な部分研磨してからもう一度、黒を生地着色にて入れます。
その後、仕上げの青バーストを吹いて完成となります。是非、完成したモデルをお楽しみに!!
・『Blue Collection』を塗装するにあたって意識したこと
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『Blue Collection』を塗装をする前に、木材、色味、仕上げなど考えたらキリがない中で様々な検証を行いました。その結果として、今回塗装した4色の”青”が誕生しました。
また『Blue Collection』は複数本あるモデルなので、同じ木材でも杢目や塗料の吸い込み具合などは異なります。そこを判断して、ならべく個体差が出ないように注意を払って塗装をしました。
セットネックモデル・プレミアムコレクションでも準備中!?
これまで説明をした『Blue Collection』は、2021 One Day Guitar Showのメインテーマとなっております。
そのため、全て1本もののPremium Collectionやmomose EWC (エキゾチックウッドコレクション)なども必然的に”青”のモデルが非常に多くなっております。また、レギュラーラインナップには存在しないセットネックモデルでも製作をしております。
ディバイザー30周年のメモリアルイヤーにお届けする、”青”をお楽しみください!!
ディバイザー公式SNSではカウントダウン投稿を実施中!
今回お伝えきれなかった『Blue Collection』の追加情報や限定モデルの製作風景などの様子を投稿しております。是非、ディバイザー公式SNSをフォローお願いします!
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ONE DAY GUITAR SHOW2021特設サイトOPEN(2021年11月17日追記)
![](https://www.deviser.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/Main-ban-800x533.jpg)
2021年11月16日(火)18:00に特設サイトを一般公開いたしました!
ご紹介したモデルはONE DAY GUITAR SHOW2021の出展品です。詳しくは特設サイトをぜひご覧ください◎