【ディバイザーがゆく!ギターショップ巡り】特別編~上海Buddy Music様~

ディバイザーと関係の深い楽器店、取引先、人に会いに行く企画「ディバイザーが行く!ギターショップ巡り」。

今回は何と!
「ディバイザーが行く」史上初めて国境を越えて海外へとやって参りました!

向かった先はお隣の国、中国の大都市「上海」

上海に居を構え、ディバイザー製品の中国代理店を行っている『上海Buddy Music』(上海佰音乐器)を訪ねてきました。

初めての海外の取引先訪問、なんだかドキドキしますね!
では行って参りましょう!

…と言いたいところですが。

取材を行った2022年春現在、上海はオミクロン株の大流行中。
実際には渡航できないので、リモートにてインタビューを行いました。

上海の写真も交えながら『行ったつもり』になって読んでもらえれば幸いです!

上海 Buddy Musicの事務所訪問

上海Buddy Musicの事務所を案内してくれるのはこちらウェイ・ユーさん。

上海 Buddy Musicにて製品仕入れ・営業統括を担当するウェイ・ユー氏

この日は外回りをしている社員が多く事務所にはあまり人が居ませんでしたが、皆様真面目に事務仕事を行っております。

Buddy Music 社長のロイ氏

上海Buddy Musicのウェイさんにインタビュー

ディバ ウェイさん今日は(リモートで)招待して下さってありがとうございます。早速ですが、Buddy Musicがどんな会社なのか日本の皆さんに簡単に紹介頂けないでしょうか。

ウェイ 私たちはここ上海の商社でディバイザー製品の中国輸入代理店を行っています。元々自分は別の楽器の商社で働いていたのですが、2012年に仲間と独立してBuddy Musicを立ち上げました。今年は10年目になりますが、コロナや様々な社会の変化を経過しながらも、何とか少しづつ軌道にのり始めてきたところです。今は6人のスタッフがいて営業活動、出荷管理、マーケティングを回しています。

上海Buddy Musicと取引のある上海の楽器店。後ろの壁にはHeadwayの各種モデルがずらりと並んでいます

ディバ 今年は会社設立から10周年だったんですね。おめでとうございます!ウェイさんはそもそも何故ギターの業界に入ろうと思ったんですか?

ウェイ 大学の時に工業デザインを専攻していたんですが、勉強が全く面白くなくて、ギターを弾いてばかりいたんですね。単純な理由なんですが、一日中ギターを弾ける仕事に就きたいと思って(笑)。ギターの商社に入社すれば一日中色々なブランドのギターを弾けて良いなと思って、前にいた会社に入社しました。

ディバ すごくシンプルかつ直球な理由だったんですね!今でも休みの日とかはギターを弾いてるんですか?

ウェイ いや、それがそうでも無くて、時間が出来ると公園にいってぼーっとしてリフレッシュしたりしています。休みの日でもお客さんから連絡が入りますし、あまり勤務日と休日の区別が無い感じです。

ディバ 2013年からディバイザー製品の代理店をしてもらっていますが、もともとディバイザーのことを知ったきっかけはなんだったんですか?

ウェイ Bacchusの噂をネットで見たり聞いたりしていて、中国で代理をやりたいと思っていたんです。それで調べてみたらディバイザーという会社が作っていると。それで問い合わせをしてみました。

ディバ コロナになる前は毎年10月に上海で開催されているMusic Chinaにてディバイザーと共同ブースを出していましたが、コロナになってから久しく中国に行けてなかったです。この2年間で中国の社会には変わりましたか?今中国では何か流行ってるんでしょうか。

ウェイ 今現在(2022年4月)中国ではオミクロンがかなり拡大してしまっているんですが、その前は中国国内の旅行の人気がかなり高まっていましたよ。州によっては秩序が回復して、マスクを着用している以外はコロナ前の社会とあまり変わらない地域もあります。

上海で観光客に人気のスポット、外灘エリア(コロナ前の写真)
活気あふれる夜の上海。早くこういった日常が戻りますように

ディバ これまでのMusic Chinaの中で特に思い出深い出来事は何ですか?

ウェイ それはやっぱり、2017年に初めておさむらいさんをMusic Chinaのブースに招待して演奏してもらったことです。もの凄く盛り上がって、サインの順番待ちでブースに長い列が出来ていましたね。中国のファンに喜んでもらえたことが何より嬉しかったです。ひいき目にみても多分あの年のMusic Chinaでディバイザーよりも熱いブースは無かったですよ。それまで10年以上Music Chinaに参加していましたが、あんな体験はしたことがなかったです。

大勢の人が詰めかけたおさむらいさんによるMusic Chinaデモンストレーション

ディバ 2019年にもおさむらいさんに来てもらいましたが、どちらの年も盛り上がりましたしたね。おさむらいさんと言えばHeadwayブランドからシグネチャーモデルも出していますが、Headwayとの出会いについて教えてもらえますか?

ウェイ Headwayのことを知ったのはディバイザーさんと2013年に取引を開始した後でしたね。アコースティックギターを作っているということを知って、それがHeadwayだったんです。代表機種のHD-115を仕入れしたら、その音と品質に驚きました。

ディバ それから沢山のHeadwayギターを中国に仕入れてくださいましたが、その中で印象に残っているモデルを教えてください。

ウェイ まずは2014年に発売された一番始めの桜ギター「HD-SAKURA」です。ギター業界にとってエポックメイキングな、伝説的な1本だったと思います。次は2017年に百瀬さんに作ってもらった「HD-280 MC2017」ですね。シンプルでオーセンティックな見た目ですが、一番鳴りの良いギターでした。百瀬さんの経験と卓越した職人芸には脱帽です。3本目は、2019年に降幡さんに作ってもらった「HC-SAKURA ARASHI MC2019」です。デザインのアイディアは私が考案してリクエストさせてもらったのですが、素晴らしい形で実現してくださいました。

2014年発売の初代「HD-SAKURA」
Music China 2017出展品「HD-280 MC2017」」
降幡新の手による「HC-SAKURA ARASHI MC2019」。Music China 2019出展品

ディバ Headwayに対して中国のユーザーの皆様からはどんな反応が返ってきますか?

ウェイ 中国のユーザーがHeadwayを表すのに良く使う言葉が三つあります。「卓越」「精巧」「審美的」。他のギターブランドと比較すると音も造りも頭一つ抜きんでいますね。

ディバ Music Chinaに参加して何よりも驚いたことはフィンガースタイルのソロギターが非常に盛んだということです。そして上手い方が非常に多いですよね。中国の最近のソロギターシーンはどんな感じですか?

ウェイ 今でもとても人気で、ますます若い世代のプレーヤーが増えています。Bili Biliのような動画サイトを見ていると、毎日のように凄いプレーヤーが出てきています。コロナ禍になってフィンガースタイルのコンテストが実施されなくなりオンラインに移行したため人々の交流が減ってしまったことがさみしいですが、それでもそういったオンラインコンテストを通じてフィンガースタイルのシーンは盛り上がっていると思います。

わたなべゆう監修モデル「HOC-KINGFISHER」を試奏する中国のギターキッズ(2018年Music China)

ディバ 次が最後の質問になります。今年はご存知の通りHeadwayブランドの45周年なのですが、どんなことを期待していますか?

ウェイ カッタウェイのあるソロギター向けのギターを充実させてほしいですね。Aska Team Buildシリーズのフローレンタインカッタウェイのモデル「HOFC」の新作は楽しみにしています。コロナが収まったらまた松本に行きたいです。

ディバ ありがとうございました!コロナが収束したら今度こそリアルで合いましょう。

今回紹介した海外出展の桜ギターも掲載。桜Guitar Book販売中

『Headway Sakura Guitar Book 2014 ~ 2021』

特別価格・・・396円(税込)※数量限定販売

ディバイザーがゆく!ギターショップ巡り特設サイト

https://www.deviser.co.jp/information/category/lets-go-deviser

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