HC-URUSHI/Coffee’25/STD CLG
希望小売価格¥320,000(税抜)
Specification
- Body Top
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Sitka Spruce
- Body Side&Back
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Kentucky Coffeetree
- Neck
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African Mahogany 1P
- Fingerboard
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Richilite
- Nut
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Bone
- Saddle
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Bone
- Bridge
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Richilite
- Machineheads
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GOTOH® SG301 01 GG
- Scale
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645mm(25.4inch)
- Width at Nut
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43.0mm
- Bracing
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’34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing
- Finish
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Urushi
- Strings
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Elixir/NANOWEB Light(.012-.053)
- Accessories
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ハードケース、保証書、レンチ
細部の仕様とデザインは予告なく変更になる場合がございます。
Introduction
Video
漆ギター×コーヒーモデル
Headwayのギター職人と漆職人が共同で製作した、唯一無二のモデルがここに誕生しました。
和材やエキゾチックウッドなど、様々な木材でギター開発を行ってきたディバイザーが、近年新たに取り組むトーンウッド――それが、コーヒーを嗜む文化と深く結びついた木「Coffee Tree」です。
コーヒーから着想を得た2種類のカラーリングを開発し、さらに伝統工芸である「漆」を用いた塗装により、木材が本来持つ生音の響きを最大限に引き出しました。
経験豊かな職人たちの確かな技術から生み出されるサウンドと弾き心地は、休日の午後にコーヒー片手でゆったりと楽しみたい仕上がりとなっています。

『Coffee Tree』

サイドバックに用いられているのはアメリカ中東部原産の「Coffee Tree」です。硬度がありながらも軽いという珍しい木質を持っており、レスポンスの早い軽やかなトーンが特徴です。
元々はネイティブアメリカンがこのCoffee Treeからとれる豆を調理して食用にしたり、飲料にしていました。コーヒーを飲む文化を持つヨーロッパからの入植者たちが、ネイティブアメリカンのこの風習を見て、コーヒーの代替品として豆を焙煎してコーヒーのように嗜んだということが、このCoffee Treeの名称の由来です。
現在流通しているコーヒーの原材料であるコーヒーの木とは異なる種類ですが、コーヒーを飲む習慣と結びついていたこのCoffee Treeの出自とその独特な木質に惹かれ、私たちはこの材を用いた楽器を開発しました。
デザイン

ヘッドには「Coffee Break」の文字が入ります。
ふとした瞬間に手に取りたくなるギターとして、「コーヒー片手にブレイクタイムを楽しんでもらいたい」コーヒーギターのコンセプトをデザインとして落とし込んでいます。

コーヒー豆を模したポジションマークは主張しすぎず、しかし遊び心も忘れないデザインに。コーヒーブレイクにふと爪弾きたくなるような、日常に溶け込むルックスになりました。
カフェラテグラデーション

カフェラテのような暖かみのあるカラーで仕上げたCLB(カフェラテバースト)モデルは、ミルキーでまろやかなコク感と甘くメロウなサウンドを指向した設計です。
’34 Semi forward shifted, Scalloped X Bracing

Headwayマスタービルダー百瀬恭夫の近年の製作実績から最も手応えを感じたブレーシングレイアウト「34ブレーシング」を採用しました。
繊細なタッチでも反応する柔らかい倍音とコーヒーツリーの持つ硬質かつ軽やかな特徴が合わさり、芯がありつつもカフェラテのような甘さや暖かさが感じられるサウンドに仕上がりました。

拭き漆とギター
優れた耐久性

漆塗装は塗膜が非常に薄く、約0.05mmほどの塗膜厚で構成されています。数値だけを聞くと強度面での不安を感じるかもしれませんが、溶剤系塗料よりも強固に木材に付着するため剛性も非常に高く仕上がります。 また、防腐、防水、防虫効果にも優れており「漆塗りは数十年後に最高の美しさになる」とも言われ、漆塗り家具同様、長い時間をかけ使い込んでいく楽しみがあります。
弾き込むほどに味わい深まるサウンド

木材本来の鮮度を保った「漆の生音」と呼べるほど自然なサウンドを、耳でダイレクトに感じることができます。 見た目に美しい塗装や素材馴染みによる音質変化などは従来の溶剤系塗料でも体感できますが、漆塗りはそれをよりナチュラルに感じることができる唯一無二の技法と言えます。
漆ギターについてのQ&A

—Q.漆塗りのギターのお手入れについて気をつけることはありますか?
A. 日々のお手入れはクロスでの乾拭きが最適です。ポリッシュや研磨剤が含まれた化学クロスなどは塗膜を痛めてしまう恐れがあるためご注意ください。目立つ汚れがついてしまった場合は、水を固く絞ったクロスで拭くことを推奨いたします。
—Q. 保管方法や手入れの方法は?
A. 保管方法は通常のアコースティックギターと同じく、ご使用後に少しペグを緩めて拭き上げをしていただければ末永くご愛用いただけます。(乾拭き推奨のため溶剤等のご使用はお控えください)