Headway ATB,STD,JT モデル名について

Headwayギター各製品には必ずモデル名が付けられています。
一見複雑そうに見えるモデル名ですが、ネーミングには一定のルールを設けており、モデル名を見ただけである程度の仕様や特徴がわかるようになっています。
プレイヤーの皆様もこのネーミングのルールをご理解いただくことで、より一層ギター選びがスムーズになりますので、ぜひ以下のルールをご確認いただき、Headwayギター選びの参考にして頂ければと思います。
Aska Team Build Series
Standard Series

Headway Aska Team Build Series と Standard Seriesのモデル名は、基本的に数字とアルファベットの組み合わせで構成されています。

一部の特別モデルではモデル名の冒頭に特別な文字が入る場合があります。
Headwayが2009年より継続的に発売している「イヤーモデル」では年号が入れられます。

ボディシェイプと基本的なギターの構造を意味します。
| シェイプ | スケール | |
|---|---|---|
| HD | ドレッドノート | 645mm | 
| HF | オーディトリアム(OOO) | 628mm | 
| HJ | ジャンボ(ラウンドショルダー) | 628mm | 
| HOM | オーケストラモデル | 645mm | 
| HC | カッタウェイ | 645mm | 
| HOFC | HOMより約11mm深胴 フローレンタインカッタウェイ | 645mm | 
| HN | ニューヨーカー | 628mm | 
| HBC | バルコート(シェイプはニューヨーカーと同じ) | 645mm | 

ギターの特徴を示す文字が入ります。
Headwayオリジナルの固有名詞としての数字をあてがわれたり、材料名、デザインのモチーフとなった物の名称が入ることもあります。
トラディショナル志向モデル「115」「415」

| 意味 | 例 | |
|---|---|---|
| 115 | トラディショナル志向の定番HDシェイプ。 ローズウッドサイド&バック。 | HD-115 A,S-ESV/ATB | 
| 113 | 「HD-115」を基本に材を変更したモデル。マホガニーサイド&バック。 | HD-113 SF,S II/STD | 
| 415 | トラディショナル志向の定番HFシェイプモデル「HF-415」。 | HF-415 A,S-ESV/ATB | 
| 413 | 「HF-415」を基本に材を変更したモデル。マホガニーサイド&バック。 | HF-413 A,S-ESV/ATB | 
モダン志向モデル「500番」

| 意味 | 例 | |
|---|---|---|
| 531 | モダン志向の定番モデル。 ローズウッドサイド&バック。 | HC-531 SF,S/STD | 
| 533 | モダン志向の定番モデル。マホガニーサイド&バック。 | HC-533 SF,S/STD | 
| 523 | マホガニーサイド&バック。 | HJ-523 WX/STD | 
| 581 | エレアコ仕様。ローズウッドサイド&バック。 | HC-581E A,S/STD | 
| 583 | エレアコ仕様。マホガニーサイド&バック。 | HC-583E A,S/STD | 
材料名、デザインのモチーフを表す限定モデル

| 例 | 意味 | |
|---|---|---|
| SAKURA YOZAKURA etc… | ・HD-SAKURA’22 F,S/STD ・HD-SAKURA SE ’22 F’S/STD ・HD-YOZAKURA DX ’22 SF,S-ESU/ATB | 桜ギター。 ’22…2022年モデル(発表された年号を指す) SE…スペシャルエディション DX…デラックス | 
| 木材名 | ・HOFC-F.MAHOGANY ’22 SF,S-ESU/ATB ・HOFC-AKAGUSU’22 SF,S-ESU/ATB | 限定モデルに採用されている特別な木材の名前。 | 
| Y’s Concept F’s Concept | ・HC-Y’s Concept’22 SF,S-ESU/ATB ・HOM-F’s Concept ’22 SF,S-SV/ATB | Headway カスタムショップビルダー安井・降幡の設計をATBシリーズに落とし込んだコンセプトモデル。 | 

このブロックではブレーシング構造を指します。
アコースティックギターの内部にはブレーシング(力木)が貼ってありますが、ブレイシングをスキャロップすることで、より表板を振動しやすくすることが出来ます。
またスキャロップをしない場合、サウンド面では倍音の少なめなストレートな音になります。
| ブレーシング構造 | |
|---|---|
| SF,S | ’34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing | 
| A,S | Advanced Rear Shifted,Scalloped X Bracing | 
| WX | Non Scalloped Original Double X Bracing | 
| WX,S | Scalloped Original Double X Bracing | 

Headway ATB Seriesの場合、このブロックにネックシェイプの説明が入る場合があります。
| ネックシェイプ | |
|---|---|
| ESU | Extra Slim U Grip | 
| ESV | Extra Slim V Grip | 



このブロックではモデルの製作シリーズを指します。
| シリーズ | |
|---|---|
| /ATB | Headway Aska Team Build Series | 
| /STD | Headway Standard Series | 
Japan Tune-up Series

Headway Japan Tune-up Seriesのネーミングもルールを設けており、紐解くと型名からモデルの特徴が読み取ることができます。
0.Headwayモデルの証

1.ボディシェイプ

2.特徴を表す英数字

3.単板かどうか

4.プリアンプ搭載モデルかどうか

5.特徴的な木材名

6.エルボーコンター

2022年7月現在、Aska Team Build SeriesとStandard Series、Japan Tune-up Seriesについてこのルールが適用されています。
Headway製品をご検討の際は上記型式ルールもご参考いただきながら、ギター選びにお役立てください。
 
					 
								