HJ-CB Polestar #Y00064

COLOR

Specification

Body Top

Nikko Sugi

Body

Quilted Mahogany

Neck

Honduras Mahogany

Fingerboard

Exotic Ebony

Nut

High Density Bone(水牛骨)

Saddle

High Density Bone(水牛骨)

Bridge

Exotic Ebony

Machineheads

GOTOH/SXB510V P5R XG

Scale

648mm

Width at Nut

44.0mm

Bracing

Advanced Rear Shift X Bracing

Finish

Top Lacquer

Accessories

ハードケース、六角レンチ、保証書


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Introduction

製品番号:118

日光杉からインスパイアされた安井渾身の一本

日光杉の音質特性を活かす設計と東照宮の伝説からインスパイアされたデザインを融合させた、安井渾身の一本。

トップ材には日光東照宮の境内で育った日光杉を使用し、シダー材特有の甘いトーンと高い振動性を生かす為ブレーシングには最高級アディロンダックスプルースを用いたカスタムARSブレーシングを合わせた。ブレースのスキャロップは0.05mmという高い精度で削り出し、繊細なボイシングを施している。ブリッジよりにブレーシングのクロス位置がシフトされたARSブレーシングは柔らかい材料であるシダー材をしっかりと補強する。

サイドバック材には5Aキルトマホガニーを使用している。この自然が生み出した素晴らしい杢を堪能できるように余計な装飾は一切入れていない。

ビンテージホンジュラスマホガニーから切り出されたワンピースネック。豊かな低音の響きを狙って敢えて四方柾という切り出し方で648mmのロングスケールを採用している。カーボン補強による「ハイストレングスネック」はネックの剛性を高めるとともに高音域の振動をボディにクリアに伝える。

ヘッドトップ、アジャストカバー、パーフリング、ピックガードには飛鳥工場屈指の塗装職人、梶田によるレジンワークが施されている。ヘッドとピックガードには耐腐食性の高いC2801Pの真鍮を用いゴールドのラインで引き締めた。

日光東照宮に祭られる家康公が北辰(北極星:Polestar)から日本の地を見守っているという伝説からインスパイアを受け、豪華絢爛な仕様とゴールドの装飾を用いたコンセプトモデル。

安井雅人より

本機はシダートップボディーである点を最大限に生かしてサウンドデザインを行いました。トップ材は日光東照宮の境内で育った日光杉を使用し、シダー材特有の甘いトーンと高い振動性を生かす為ブレーシングには最高級アディロンダックスプルースを用いたカスタムARSブレーシングを合わせました。Xブレースのスキャロップは0.05mmという高い精度で削り出し、繊細なボイシングを施しました。
シダー材はガットギターに良く使われるおりガット弦の繊細な振動にも良く反応する素晴らしい振動性を持っています。ただしあまりにも繊細な材であるがゆえにブロンズ弦のアコースティックギターに使うにはハードルが高い材料だと言えます。繊細で柔らかい材であるが故に強度の面では不安がある材ですが、シダーのサウンドを十分に生かしつつ強度を保つのに最適なのがヘッドウェイのARSブレーシングです。ARSの高い剛性と芯の強いサウンドが見事にシダーの弱点である剛性面をカバーしており、またシダーの振動性を最大限に生かす為トーンブレースの位置と削りを通常のARSとは変えています。サイドバック材には5Aキルトマホガニーを使用しており、そのの杢を堪能できるよう余計な装飾はしていません、この杢の美しさこそ最大の装飾だと考えています。ネックにはビンテージホンジュラスマホガニーを使用していますが、あえて四方柾のホンジュラスマホガニーを使っています。四方柾は正柾の木目に比べ柔らかく豊かな低音を響かせてくれるという特徴があります。四方柾ネックの弱点は反りに対しての耐性がやや欠けることですが、この点はカーボン補強による「ハイストレングス」ネックにする事により全く問題の無いレベルの剛性を獲得しています。指板にはカメルーン産の最高級アフリカンエキゾチックエボニーを使用、フレットにはJESCARのステンレスフレットEVOで高音のシャープさをを出しつつゴールドの輝きで豪華さを演出しました。深い低音を狙って648mmの超ロングスケールを採用しています。ブリッジは同じくエキゾチックエボニーを使用したピンレスブリッジの仕様で、弦のテンションを弱め演奏性を向上しています。ヘッドトップ、アジャストカバー、パーフリング、ピックガードには飛鳥工場屈指の塗装職人、梶田によるレジンワークが施されており、ブラックカラーの中に沈殿するゴールドが豪華な印象を与えています。ヘッドとピックガードには耐腐食性の高いC2801Pの真鍮を用いゴールドのラインをアクセントとして使っています。このモデルの全体のテーマは「大地の創造と天の守護」です。大地の創造はバールメイプルの割れめとを生かしたレジンワークと「金」で表現し、バールメイプルのウッドカラーも着色せず地の色を生かした装飾にしました。装飾に使っているゴールドカラーは究極の金属であるゴールド即ち「金」を表現しています。「金」は星の破壊と創造の際にのみ生まれる物質で不変の象徴でもあります。天の守護は型番にある「Polestar」の事であり、これは日光杉自体で表現しています。日光杉は言わずと知れた日光東照宮の境内で育った木で、これは東照宮に祭られる家康公が北辰(北極星:Polestar)から日本の地を見守っているという謂に由来しています。