Momoseの生産本数「20,000本」を記念した特別モデルが製作中【ディバイザー大商談会2025】

マスタービルダー百瀬恭夫の名を冠し2002年に始動したMomoseブランドは、ついに生産本数20,000本を迎えます。2025年のディバイザー商談会ではこの大きな節目を記念する、これまでにない特別なモデルを製作中。その様子を先行公開いたします。
テーマは「伝統」と「挑戦」
受け継がれる伝統的なギターづくり

Momoseブランドでは、一貫してビンテージ・ギターのフィーリングを再現しながら、百瀬のギター製作への理念を反映したギターの開発・生産を行ってきました。自動車や電子機器などと比較して、半世紀以上前から基本的な素材や構造の変わらないエレキギター・ベース。その製造において、伝統的な製造方法を守り、継承することは非常に重要です。そのため、Momoseを生産する飛鳥ファクトリーでは、多くのギター工場で導入されているCNCルーターの使用(=コンピューター制御による木工加工のオートメーション化)をメインの工程では行わず、現在でも職人の五感を頼りにしたハンドメイドにこだわっています。

時代に合わせた変化と挑戦
ビンテージギターの良さを受け継ぎつつも、Momoseでは実際にステージで使用するプレイヤーの目線に立ち、日々変化を遂げる音楽シーンに合わせた進化を遂げてきました。

弾きやすさを求めたネックプレートの落とし込み加工 (Original Series)

Momose流のモダン仕様を反映した”Modern Virtuoso” Series
このように、ブランドの開始から20年以上にわたり、伝統を守りながらも常にエレキギターの可能性を模索し、提示し続けてきたMomoseブランド。いよいよ記念すべきモデルに託された新たな挑戦を紐解きます。
①和材の活用 ― 初の試みとなる桜×トチ

Momoseの代名詞となった和材(= 国産材)を使用したギター。その中でも人気を2分する桜材とトチ材にフォーカスしました。今回製作するモデルではボディトップには杢目の美しい桜材を、そしてバック材にこちらも杢目鮮やかな1ピースのフレイム・トチを採用しています。

桜は日本の象徴であり、和材がこれほどまでに注目されるきっかけになったのも、桜という材料がギターに使用できたことが大きな後押しとなっていると言えます。一方でトチは、その美しい杢目もさることながら、ボディ材としても高いポテンシャルを秘めています。ハイ~ミッドの強調された抜けの良いサウンドはアルダーやアッシュとも違った方向性を示し、プロミュージシャンからも高い評価を得ています。「桜×トチ」―和材の共演ともいえる組合せによるまだ見ぬサウンドに注目です。
②20,000本目を飾る新シェイプ

シリアルナンバー#20,000では、新たなボディシェイプに挑戦。特徴的なボディのアーチ形状、MCなど比較して大きく取られたホーンなど、ブランド初となるモダンテイストのデザインが取り入れられています。
③インレイワーク・塗装・パーツ

今年の干支である「蛇」をイメージした豪華絢爛の指板インレイを本モデルのために一からデザイン。10年以上にわたり桜ギターを作る中で培われた熟練のインレイワークにより、縁起を運ぶ白蛇、そして満開の桜を指板上に表現しました。ギター製作におけるインレイという言葉を超えた、芸術的な仕上がりを目指します。
また、塗装にも一般的なギターでは見られない技術が用いられます。動画は「ホログラフィック」と呼ばれる、見る角度によって表情の変わるデザインを施している様子です。Headway HOFC-THE 4000thを手掛けた飛鳥ファクトリーの塗装職人・深田により、本モデルのために用意された桜のデザインがボディ上に繊細に表現されていきます。

#20,000に搭載するハムバッカーには、ネック材と同じ希少材ハカランダ(=ブラジリアンローズウッド)のピックアップカバーを製作。担当したHeadwayのマスタービルダー・安井はその精度にもこだわり、ハカランダ材から削り出したパーツを組み合わせ作り上げました。細部のパーツにまで職人の魂が込められています。
伝統と進化を象徴する2つのモデル


今回シリアルナンバー#20,000の製作に合わせて、同様の材を使用し、デザイン・カラーリングを共有した2モデルが、その前後のシリアルで製作中。#19,999ではトラディショナルな定番機種「MT」を、#20,001ではセミホロウ×SSHピックアップ配列を採用したMCモデルの製作が進められています。Momoseの歴史を表すこちらの2機種からも目が離せません!
特別な記念品

シリアルナンバー#20,000には、そのマイルストーンを記した特別な記念品が付属。ギタリストには馴染の深いあのアイテムが製作中です!







ディバイザー、飛鳥ファクトリーの総力を挙げて製作に取り組む特別な3モデル。完成後はどのような姿になるのかぜひ商談会当日にご注目ください!
カウントダウンサイトがオープン中!

2025年のディバイザー大商談会は、5月21日(水)に開催決定!当日18:00より特設サイトがオープンし、約150本に及ぶ限定モデル・新製品を発表いたします。開催までの期間は下記カウントダウンサイトより、各ブランド注目製品の予告記事が公開されますので、お見逃しなく!
新製品情報や日常の様子など、ディバイザー公式SNSにて続々と更新しております。
是非、フォロー&チェックをお願いいたします!