希少材を生かした各ブランド出展予定のエレキベースを総ざらい!【ディバイザー大商談会2025】 

いよいよ商談会に向けた出展モデルの製作も大詰め。本記事では、その中でもエレキベースに注目し、各ブランドから出展予定の限定機種をまとめました。人気の和材から世界各地の希少材を集め、カラー・デザイン・仕様のすべてにこだわった商談会だけの一品の魅力をご紹介します。

Bacchus

現在レギュラー生産を休止しているフラッグシップラインHandmade Seriesですが、ユーザーの皆さまからの多くのお声をいただき、今年も商談会に合わせた特別モデルが準備中です!

桜材×セミホロウボディWOODLINE

Bacchusを象徴するエレキベースモデルWOODLINEより、商談会限定の桜材を使用したモデルが今回も出展されます。注目ポイントはエレキベースでは珍しい、セミホロウ構造。ソリッドボディに比べて響きの豊かさが強調され、なんといってもボディ自体が軽くなるため、その取り回しの良さを実感できます。ホロウ部分のサウンドホールも桜の花びらが模られており、和を感じさせるルックスは他のベースにはない特徴です。

デザインはHeadwayから今春発表された限定モデルのものを踏襲。春を告げる鳥として、デザインのモチーフにはツバメが描かれています。Bacchusの生みの親のひとりである、マスタービルダーの故・百瀬恭夫も毎年春になると工房にやってくるツバメを楽しみにしていたことから、師への思いも込められています。

カラーは春の穏やかな空をイメージしたブルー×グレーを、本モデルのために調色。ベース全体で一つの作品となるようなデザインを目指します。

■Premium Collectionモデルも製作中!

毎年大注目のPremium Collectionでも、なんと今年はWOODLINEの製作が決定!希少材「神代フレイムタモ」を使用した極上の一本が出展予定です。

―Premium Collectionとは?
飛鳥ファクトリーの木材ストックより厳選された希少材の数々を使用し、職人の感性のままに仕上げられる、ワンオフモデルのラインナップです。ディバイザー大商談会・One Day Guitar Showでのみ出展され、ブランドの垣根を超えた、最高の材とパーツからなる自分だけの一本を見つけることができます。

Momose

和材人気をけん引するMomoseからも、もちろん限定モデルが出展されます。トチに加えて、大好評のEWC(=エキゾチックウッドカスタム)も登場!

宮崎県産の桜材を使用した「日向(ひゅうが)桜」

昨年で生産開始から10周年を迎えたディバイザーの桜ギターは、これまでも全国各地の桜材を使用してきました。今回の商談会で使用する桜材は初となる九州は宮崎県産。現在の宮崎県のある地方が、かつて「日向(=ひゅうが)」という名で呼ばれていたことにちなみ、日向桜と名付けました。桜材特有の整った木目、そして柔らかな色味の木肌は、塗装前の生地の状態からでもその美しさが伝わってきます。

ボディには南国のイメージにピッタリな「マンゴー」を採用。木材の性質としてはマホガニーに近く、加工前の段階でもしっかりとした重量を手に感じます。見た目の特徴としては、マホガニーなどに比べて少し緑がかっています。トップに貼られた桜材とのコンビネーションにより、どのようなサウンドになるのか注目のポイントです。

※写真は共通デザインのギターのものです

木材に合わせたストーリーのあるデザインを実現するため、指板インレイや細部にもこだわりを詰め込みました。宮崎県では県の木として「フェニックス」と呼ばれる種類のヤシの木が知られています。その大きな葉が不死鳥(=フェニックス)の羽に似ていることが名前の由来になっており、デザインへと落とし込みました。これまでにない、南国の風を感じるさわやかなイメージの桜ギターにご期待ください!

和材の代表格「トチ」

トチモデルでは美しい杢目をトップ材に使用するだけではなく、バック材としても採用。アルダー、アッシュに次ぐボディ材としてディバイザーが注目するトチは、ハイ~ミッドにかけて印象的なパンチのあるトーンが魅力です。バンドアンサンブルでも抜けの良いサウンドを響かせる、実践的な木材でもあります。

カラーにはトチの美しく白い木肌と最も相性が良いカラーのひとつであるブルーを採用。ただの青ではなく、グレーを帯びたその姿は、和装のような風情を感じさせる仕上がりです。

EWC(エキゾチックウッドカスタム)

エキゾチックウッドカスタムとは、国産材はもちろん、世界中の希少な木材をストックする飛鳥ファクトリーが厳選した材料を組み合わせた、ワンオフモデルです。他では見られない木材のコンビネーション、木の個性を知り尽くした職人による繊細なカラーリング、そしてMomoseの目指すプレイヤー目線の仕様が融合した、商談会最注目モデルのひとつです。

個性的な杢目のトチに加えて、ブビンガウォルナット材といった希少な材が目白押し!完成姿の姿はどうなるのか目が離せません!


商談会出展モデルがやってくる!サウンドメッセ大阪にて展示予定!

5/10(土)、5/9(日)に 大阪・南港ATCホールで開かれるサウンドメッセ大阪にディバイザーブースも出展決定!サウンドメッセに合わせて製作された限定モデルに加え、本記事で紹介したディバイザー大商談会出展モデルが先行展示されます。限定モデルの数々を間近で見るチャンスですので、ぜひお越しください!

※商談会出展モデルについては試奏いただくことができません。あらかじめご理解の程お願い致します。


カウントダウンサイトがオープン中!

2025年のディバイザー大商談会は、5月21日(水)に開催決定!当日18:00より特設サイトがオープンし、約150本に及ぶ限定モデル・新製品を発表いたします。開催までの期間は下記カウントダウンサイトより、各ブランド注目製品の予告記事が公開されますので、お見逃しなく!


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