【ディバイザーがゆく!ギターショップ巡り】インドネシア編

全国津々浦々の楽器店を巡り、個性あふれる店舗やスタッフのみなさまにフォーカスを当ててお届けしていくこの企画。
今回は日本を飛び出してはるばるインドネシアへ!
インドネシアの天才ギタリスト、アビム・フィンガー(Abim Finger)のシグネチャーモデル『Bacchus GS-ABIM RSM/M』の発売を記念して、インドネシアの楽器店を巡ってきました!
日本とはまた異なる個性豊かな楽器店や、現地の様子をお届けします!






目次
・インドネシア到着
・アビムとの再会
・楽器店訪問 ① スラバヤ「Melodia Musik」
・楽器店訪問 ② バンドン「Seven Stereo」
・楽器店訪問 ③ ジャカルタ「Salomo Musik」
・Bacchusがインドネシアに注目する理由
・おまけ インドネシアベストグルメTOP5
インドネシアの空港に到着
2026年2月某日、ディバイザー一行はインドネシアへと旅立ちました。
日本から乗り継ぎを含めて約10時間のフライト。
飛行機から降りたその瞬間、熱帯特有のモワっとした空気が広がります。
冬で乾燥した日本とは違い、どことなく果物や植物の匂いを感じる、むせかえるような湿った空気。南国に来たことを全身で感じます。

手荷物を受け取り、長いフライトで疲れた体で空港の中を歩いていくディバイザー一行。
すると、どこかから我々を見つめる視線が…。

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見られてる…!
そこには高さ約2メートル、真っすぐな瞳でこちらを見つめる人形が。
あまりにも力強い視線に思わず足を止めてしまいました。
調べるとこれは『オンデル・オンデル』というインドネシアの伝統的な人形とのこと。
オンデル・オンデルとは
ジャカルタを中心とするベタウィ族の伝統文化に登場する巨大な人形。悪霊や災いから村を守る守護人形として、村の儀式で使われていたが、昨今では祭り、観光イベント、パレード、大道芸のひとつとして見かける。

こちらは男性バージョンのオンデル・オンデル。
インドネシアの皆様には申し訳ありませんが、夜道で出会ったらかなり恐怖を感じるルックスです。
これなら確かに疫病も悪霊も退散しそう!
早速インパクトあるインドネシア伝統文化に触れて、フライト疲れした私たちの気持ちも目も冴えわたりました。
「これからのインドネシアの旅が無事に進みますように」とオンデル・オンデルにお願いしながら空港の外へ。
外に出ると、所せましと道を走る沢山のバイクが!
公共交通機関が少なく、またその賃金水準から自家用車を購入できる人の割合が少ないインドネシアでは、バイクが人々の主要な交通手段です。インドネシアには世界第3位の二輪車の市場があるとも言われています。
日本だと一発アウトになりそうな二人乗りやノーヘルの運転者もちらほら見かけますが、そこはご愛敬。
いたるところに若者が多く、インドネシアという国の熱気を感じます。

道を進むと街角に見えたのは果物の王様、ドリアンの巨大な露天商!
今回は時間が無く立ち寄れませんでしたが、まさに熱帯地域ならではの風景です。
その後到着一日目はホテルに向かい、しっかりと長いフライトの疲れをとりました。
アビムとの再会
ホテルでゆっくりと休息をとった次の朝。
インドネシアでBacchusの代理店を行っている、パートナー「Orleeozora Anugerah Perkasa 」(以下OAP)のオフィスへ。

オフィスでは今回の主役でもあるアビム・フィンガー(Abim Finger、以下アビム)とOAPのスタッフが我々を暖かく出迎えてくれました。

この2月にめでたく20歳になったアビム。我々と出会ったばかりのころはまだティーンエイジャーでしたが、少しずつ大人っぽい姿も見せるようになりました。
とはいえまだまだ少年のようなあどけなさも見える笑顔と、対照的に、超絶技巧、正確でセンスあふれるギタープレイのギャップがとても魅力的なギタリストです。
アビムと念願の再会を果たした我々は、彼のシグネチャーモデル『GS-ABIM RSM/M』を手にいよいよ楽器店へと向かいます!
楽器店訪問 ① Melodia Musik
一店目に向かったのは、ジャカルタ、スラバヤ、バンドンなどの主要都市にまたがる支店を持ち、海外ブランドの代理店業や音楽教室事業なども手掛ける、「Melodia Musik」のスラバヤ店。インドネシアの楽器業界において長い歴史を持つ楽器店です。





Melodia Musikの店員のみなさまにとって、GS-ABIM RSM/Mを手にするのは今回が初の機会。
インドネシアの若きスターのモデルに、みな興味深々に見入ってくださいました。

そして我々が到着するや否や、準備されていたBacchusブースにて早速GS-ABIM RSM/Mを紹介するための動画撮影がスタート。

撮影の合間にGS-ABIM RSM/Mを演奏するアビム。
テクニカルな速弾きやヘヴィなリフを演奏するイメージのある彼ですが、このような甘いメロディアスな指弾きも得意です。
GS-ABIM RSM/Mは一見モダンなルックスですが、こういった甘いトーンを出すことを狙って、フロントのシングルコイルピックアップがよりギター上部のポジションに配置される22フレット仕様を選択しました。

その間、偶然お店の中にBacchus BST-2-RSMを購入してくださったお客様が。
サインを求められたアビムは快く応じてくれていました。
お買い上げ頂きまことにありがとうございます!

この際の撮影の様子は下記リンク先のMelodia Musikのインスタグラムでも公開されています。
Melodia Musik Surabaya(@melodia_sby)がシェアした投稿
スラバヤからバンドンへ
インドネシア楽器店訪問2日目。
惜しみながらもアビムと別れた私たちが次に向かったのは、スラバヤから飛行機と電車を乗り継いで、インドネシア第三の都市バンドンへ。
ジャカルタからインドネシアの高速鉄道「WOOSH」に乗ってバンドンへと向かいます。
車窓から見える景色は行けど行けども熱帯のジャングルと、時折現れる田園風景。
長野県から来た私たちが言うのもなんですが、「ザ・自然」という感じで、豊かな自然とその中で暮らす人々のパワーを感じる風景でした。
到着したバンドンはジャカルタやスラバヤと比較すると、ビルや近代的な建物が少なく、なんとなく昔の日本の地方都市も思わせる街並みです。筆者も何だか懐かしい気持ちになってきました。
気候はジャカルタやスラバヤなどといった大都市と比べると比較的涼しく乾燥しています。
その過ごしやすさからインドネシアの国内の旅行先として人気が高いとのこと。
楽器店訪問② Seven Stereo
バンドンの駅から車で約30分。楽器店「Seven Stereo」に到着しました!

店内に入ると、落ち着いた照明の下で並べられた楽器たちが私たちを迎えます。
もちろんBacchusの楽器も多数展開してくださっていました!

Seven Setereoは2024年のインドネシアにおけるBacchusのNo.1 ディーラーとして表彰を受けたこともあるほど、Bacchusに力を入れて展開してくださっています。大変ありがたいことです。


GS-ABIM RSM/Mを渡すと、盛り上がるスタッフの方々。
集まってきて皆で仕様をチェックします。
早速試奏や、商品紹介のための動画撮影が開始されます。
このすぐに撮影を開始するフットワークの軽さを見習いたいと思いました。





Seven Stereoの店内を歩くと、楽器だけではなく現代美術のポスターや、レコードプレイヤーなどが目を引きます。
お店のスタッフの皆さんが、音楽やアートを愛していることが伝わってきます。
ディバイザーの在する松本市が生誕の地である芸術家、草間彌生さんのポスターも!
その他にも日本のカルチャーを取り入れた展示もあり、非常に親近感の沸く店内でした!



スタッフのほとんどが20代という若さもあり、話を聞いた皆から情熱を感じました。
音楽や楽器への愛のある、グッドバイブスにあふれた楽器店でした!

楽器店訪問③ Salomo Musik
インドネシアの楽器店訪問最終日。
最後に向かったのはインドネシアの首都、ジャカルタの楽器店「Salomo Musik」へ、


Salomo Musikの店内2階には大きな「Bacchus Wall」が!
Bacchus HandmadeシリーズのDUKE-MASTER、スポルテッドメイプルトップの限定品や過去の赤松ギターParrotなど、日本の市場ではあまり見かけないレアな製品が展示されています。

我々を出迎えてくれたのは、エレキギター担当の店員、ヨガとモリスです。
どことなく往年のロックスターや有名ミュージシャンを思わせるナイスなルックスの二人。
嬉しいことに、二人とも個人的にBacchusを所有しているBacchusユーザーとのこと!

こちらは数年前にモリスの誕生日に家族が用意してくれたバースデイケーキの写真ですが、なんとBacchus BST-2-RSM/Mの写真が使われています。
当時のモリスはBST-2-RSM/Mが欲しかったのですが、お金が無くて買えませんでした。それを見かねたご両親が「せめてケーキを」と思い、サプライズでこのバースデイケーキを用意してくれたとのこと。
メーカーとしては何とも嬉しいお話!
なお、モリスはその後お金を貯めて無事にBacchus BST-2-RSM/Mを購入することが出来たそうです。
そんなモリスが紹介するアビム・フィンガーシグネチャーモデルGS-ABIM RSM/Mの動画がこちら!
Salomo Musik(@salomomusik)がシェアした投稿

モリス、ヨガ、そしてSalomo Musikの皆様ありがとうございました!
Bacchusがインドネシアに注目する理由





今回取り上げたアビム・フィンガーの他にも、インドネシアの重鎮ギタリスト、アンドレ・ディヌス(Andre Dinuth)のシグネチャーモデルも手掛けるなど、Bacchusブランドはインドネシアの多くのアーティストとのコラボレーションを進めています。
なぜBacchusがインドネシアに注目するのか、それには理由があります。
世界第四位の約2.79億人の人口を持ち、10代の人口比率が最も高いインドネシアでは、ロック、ポップミュージックの人気の高さがあります。そしてそういった音楽を生み出す、ギターや楽器へのあこがれ、熱量が感じられる国だからです。
私たちがよく一緒に仕事をする日本のミュージシャンに「日本以外ではどの国でSNSのフォロワーが多いか」という質問をすると、インドネシアが上位に出てくる方が多いです。海外のギタリストやベーシストの情報をキャッチするような、アンテナ感度の高い方がインドネシアに多いのだと思います。
そういった土壌から、アビムや、アンドレ・ディヌスなどの様々な才能あるプレイヤーが生まれてきており、これからも目を離すことの出来ないエキサイティングな国だと考えています。
インドネシアで印象的だった食事
最後に「ディバイザーがゆく」の恒例となっている、地域ならではの食べ物の話をします。
今回のインドネシア出張で筆者が食べた中で印象的だった、個人的インドネシアフードベスト5を発表します!
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第5位 まぐろとサーモンの海鮮丼

頭の中でずっこけた皆様申し訳ありません。
第5位は日本食です。
こちらはインドネシアの重鎮ギタリスト、われらがアンドレ・ディヌスさん行きつけのジャカルタの日本料理店「玄武」の一品。
海鮮丼に生卵は日本人の感覚からするとあまり一般的ではありませんが、サーモンとまぐろに、コクのある醤油かけ生卵が混ざって、かなり美味しくいただけました。
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第4位 ナシバカール (Nasi bakar)

日本のちまきを思わせるこの料理は、ナシ・バカ―ルというインドネシアの伝統料理です。
ココナッツミルク、月桂樹の葉、レモングラス、ガランガルを調味料に加えたご飯をバナナの葉っぱで蒸し焼きにしているとのこと。
ご飯を包んでいるバナナの葉っぱを広げると、何とも言えない香辛料と魚の香りが漂い、食欲をそそります。
しかしこの一見素朴な見た目に反して、今回筆者が食べたナシ・バカ―ルは唐辛子がふんだんに使用されており、強烈な辛さ。
個人的には人生で食べた辛い食べ物トップ5に入るほどの辛さでした。
辛いものが得意な方はぜひチャレンジしてみてください。
第3位 カニのガーリックバター炒め

ここからは本気で美味しかったものを紹介します。
第3位はスラバヤの海鮮料理の名店「Layar」で出てきた、カニのガーリックバター炒め。
その名のとおり、ニンニクをふんだんに使って炒めたカニです。
美味しくならないわけがありません。
余った汁でご飯が何杯でもいけるくらい美味しかったです。



Layarは新鮮な海鮮をその場で調理してくれるレストランで海鮮好きにはたまらないお店でした。
第2位 タペ・ウリ (Tape Uli)

タペ・ウリはインドネシアの家庭で作られているという、伝統的なおやつです。
原材料はもち米、ココナッツ、酵母といたってシンプル。白いもち米を使って作ったお餅に、「クタンヒタム」という黒いもち米を発酵させて作ったソース(写真左上の紫色のもの)をディップして食べます。
味の決め手となるのは、このクタンヒタムです。
クタンヒタムをディップして口に入れると、発酵によって生じたアルコールのような風味が甘味とともにふわっっと口中に広がり、芳醇な香りを楽しめました。これが素朴なお餅の甘味と交わって、筆者としてはこれまで味わったことの無いとても豊かな食体験でした。
クタンヒタムはインドネシアのデザートにはよく使われている甘味のようですので、次回は違うデザートにトライしてみたいです!
そして次はいよいよ一位です!
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第1位 コーヒーブレッド (Roti’O または Roti Body)

こちらはインドネシアの駅、モール、空港、街中など至るところに進出している人気のチェーン店「Roti’O」の看板メニュー「コーヒーブレッド」です。
「Roti’O」で検索すると日本語の記事が沢山出てくるほど、旅行者にとって人気のメニューのようです。
本記事担当の筆者は業務の都合で何度もインドネシアに行っていますが、恥ずかしながら今回初めてこのコーヒーブレッドを食べる機会に恵まれました。
袋の中身はこんな感じです。
パン生地の周りにはカリっとしたコーヒー風味の甘いコーティング。
パンは提供前に人肌よりも少し熱いくらいに温められており、袋をあけると甘いコーヒーのフレーバーが香ります。

中身には、塩味のあるバター風味のソースが。
サクサクとした外側の甘いコーヒーコーティングと、このあまじょっぱいバターソースの組み合わせは、強い中毒性があります。
日本の菓子パンを思い起こさせるようなフレーバーもありつつも、今までにないおいしさがありました。
パンが温められていることも重要なポイントです。
温められることによりコーヒーの香りがふわっと広がり、一度このパンを食べた後では、お店の前を通って匂いが漂っただけで反射的にコーヒーブレッドを購入してしまう病を患います。
筆者はしっかりとはまってしまい、今回の出張最終日に出会ってから、3個いただきました。

Roti’O 
Rotiboy
なお、「Roti’O」の他に「Rotiboy」という、同じくコーヒーブレッドを提供するお店があります。
元々は「Rotiboy」が発祥のようですが、分化して「Roti’O」が誕生し、今では「Roti’O」の方が店舗数が多いそうです。
両方食べ比べてみましたが、どちらも同じくらい美味でした!
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以上、個人的インドネシアベストフード5選でした。
インドネシアに行く機会があればぜひ食べてみてください!
アビム・フィンガー「GS-ABIM RSM/M」特設サイト
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