HD-180 CUSTOM #F00063

希望小売価格¥650,000(税抜)

製品番号:102 / 出展本数:1

COLOR

AN

Specification

Body Top

Selected Adirondack Spruce

Body Side&Back

Selected Honduras Mahogany

Neck

Honduras Mahogany 1P

Fingerboard

Ebony

Nut

High Density Bone(水牛骨)

Saddle

High Density Bone(水牛骨)

Bridge

Ebony

Machineheads

GOTOH® SXB510V-06M Ni

Frets

Jescar 9676NS

Scale

645mm(25.4inch)

Neck Grip

Narrow V

Width at Nut

44mm

Radius

400R

Bracing

Custom Advanced Rear Shifted, Scalloped X Bracing

Finish

Top Lacquer

Strings

Elixir NANOWEB Light(.012-.053)

Accessories

ハードケース、六角レンチ、保証書

Introduction

Video

名工の志受け継ぐカスタムショップモデル

Headwayのマスタービルダー降幡新の手による、職人のこだわりを詰め込んだ一本物のCustomshopモデルが久々の登場。
堅牢なつくりで質実剛健を形にしたような、「伝統的なHeadway」を体現する降幡のモデルは、職人として培ってきた感性と美学を注ぎ込み、プレミアムグレードな材を使用した至高のギターが完成しました。

降幡新の引き継ぐHeadway

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昨年惜しくもこの世を去ったHeadwayの最高技術責任者・百瀬恭夫が築き上げてきた、伝統の堅牢な構造と豊かな鳴りを受け継ぎながら、降幡新 が自身の感性で新たに作り上げたCustomshopモデル。シンプルな装飾で木材そのものの素朴な音と雰囲気を味わえるギターを作り上げました。

最上質のホンジュラスマホガニー材

本モデルの製作のきっかけとなったのは、今年初めに仕入れた、目の詰まった高グレードのホンジュラス・マホガニーのサイド&バック材。この貴重な材を用いて、オーセンティックで理想的なサウンドを持つギターを作りたい――そんな思いから、製作がスタートしました。
ボディ形状の違うHDとHFには、それぞれ異なるブレーシングを採用し、降幡が思い描く理想のトーンを形にしています。

《降幡新のメッセージ》

今年の始めにカスタム用の木目の整った美しいホンジュラスマホガニーを仕入れることができました。その材を製材してる時に「この材で久々に18タイプを作りたい!DとFを自分の好きなブレイシングで作りたい!」と思い、ワンデーギターショーに向けて製作することにしました。
材料構成はトップに「アディロンダックスプルース」サイドバックに「ホンジュラスマホガニー」ネックは「ホンジュラスマホガニー1P」指板とブリッジには「エボニー」を使用しており、どの材もカスタム用に選定したものになります。アディロンダックスプルースは少し木目の広めで柔らかめの材を選び、18らしさを感じられるようにしました。

ARS(アドバンスドリアシフト)ブレーシング

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20170727-01.jpg

「HD-180CUSTOM」にはARS(アドバンスドリアシフト)ブレイシングを採用しています。
ARSブレイシングは、ブレイシングの交差位置がサウンドホールから比較的遠いため、ブリッジ部分が固くなり音も硬質になる傾向にあります。1音1音しっかりと鳴り響き、芯のある迫力のサウンドを実現。また、交差位置をブリッジ側へ寄せることでトップ材に対しての丈夫さも増し、永く安心してご使用していただくことができます。

《降幡新のメッセージ》

これまで製作してきた経験上、マホガニーのDにはリアシフトの芯のしっかりした音の方が相性が良いと考えており、個人的にも好みです。またトップ材に少し柔らかめの材を使用しているので、しっかりとしたブレイシングの方が長い目で見たときに強度的な安心感があります。
音は、Dシェイプらしい迫力の音圧としっかりした芯を感じられますが、柔らかめのアディロンスプルースとホンジュラスマホガニーのおかげで柔らかさとまろやかさも感じられる良いバランスに仕上がったのではないかと思います。

ナット幅44mm × Narrow V Grip

ナット幅はHeadway製品のアコースティックギターで多く採用している43mmよりも僅かに広い44mmにすることで、フィンガースタイルにも対応した仕様となっております。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: grip-nv.jpg

HD-115、HF-415に代表されるヘッドウェイギターの中でもトラディショナルなデザインのギターに対して採用されるのが「ナローV」グリップ。1F付近で厚み22mm程度で、山のピークが比較的尖っているのが特徴です。図を見て分かる通り、山の中腹付近の木部を削ってあるため握り心地はすっきりとしており、そのために山のピークが強調されて「Vの字」状になっています。

《降幡新のメッセージ》

ナット幅は44mmで、フィンガーからコード弾きまで幅広い演奏に対応できるギターを目指しました。
グリップはナローVで、現代的なギターに比べれば少し厚みを持たせています。これによりボディとネックがより一体化されバランスの取れた鳴りを得られると考えています。

降旗新より

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今回は、木材そのものの素朴な音と雰囲気が味わえる“18タイプ”のギターを製作しました。
年始にカスタム用の良質なホンジュラスマホガニーを仕入れたことがきっかけで、この材で久しぶりに18タイプを作りたいと思い立ち、ワンデーギターショーに向けて制作を進めました。
トップには広めの木目を持つ柔らかめのアディロンダックスプルース、サイド&バックとネックには整った木目のホンジュラスマホガニー1ピース材、指板とブリッジにはエボニーを使用。いずれもカスタム用として選んだ確かな材料です。
「HD-180 CUSTOM」では、私がマホガニーDに最も相性が良いと感じている“ARS(リアシフト)”ブレイシングを採用しました。柔らかめのトップ材との組み合わせにより、長期的な強度面の安心感を確保しつつ、芯のある力強いサウンドと、アディロン×ホンジュラスならではの柔らかくまろやかな響きが両立した一本に仕上がったと思います。
ナット幅は44mmで幅広い演奏に対応可能。ネックはナローVシェイプで、適度な厚みを持たせることでボディとの一体感を高め、バランスの良い鳴りを引き出しています。
仕上げは極薄ラッカー、ネックはサテンフィニッシュとし、自然で軽快なレスポンスを追求しました。
Headwayが大切にしてきた堅牢な造りと鳴り、そして百瀬直伝の手仕事にこだわり、永く愛せる一本を目指して仕上げています。
ホンジュラスマホガニーの美しい木目とともに、このギターの魅力を存分に味わっていただければ幸いです。
兄弟機の HF もぜひご覧ください。

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