HF-180 CUSTOM #F00064
希望小売価格¥650,000(税抜)
製品番号:103 / 出展本数:1Specification
- Body Top
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Selected Adirondack Spruce
- Body Side&Back
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Selected Honduras Mahogany
- Neck
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Honduras Mahogany 1P
- Fingerboard
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Ebony
- Nut
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High Density Bone(水牛骨)
- Saddle
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High Density Bone(水牛骨)
- Bridge
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Ebony
- Machineheads
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GOTOH® SXB510V-06M Ni
- Frets
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Jescar 9676NS
- Scale
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632.5mm(24.9inch)
- Neck Grip
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Narrow V
- Width at Nut
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44mm
- Radius
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400R
- Bracing
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Custom Semi Forward Shifted, Scalloped X Bracing
- Finish
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Top Lacquer
- Strings
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Elixir NANOWEB Light(.012-.053)
- Accessories
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ハードケース、六角レンチ、保証書
Introduction
Video
名工の志受け継ぐカスタムショップモデル

Headwayのマスタービルダー降幡新の手による、職人のこだわりを詰め込んだ一本物のCustomshopモデルが久々の登場。
堅牢なつくりで質実剛健を形にしたような、「伝統的なHeadway」を体現する降幡のモデルは、職人として培ってきた感性と美学を注ぎ込み、プレミアムグレードな材を使用した至高のギターが完成しました。
降幡新の引き継ぐHeadway

昨年惜しくもこの世を去ったHeadwayの最高技術責任者・百瀬恭夫が築き上げてきた、伝統の堅牢な構造と豊かな鳴りを受け継ぎながら、降幡新 が自身の感性で新たに作り上げたCustomshopモデル。シンプルな装飾で木材そのものの素朴な音と雰囲気を味わえるギターを作り上げました。
最上質のホンジュラスマホガニー材
本モデルの製作のきっかけとなったのは、今年初めに仕入れた、目の詰まった高グレードのホンジュラス・マホガニーのサイド&バック材。この貴重な材を用いて、オーセンティックで理想的なサウンドを持つギターを作りたい――そんな思いから、製作がスタートしました。
ボディ形状の違うHDとHFには、それぞれ異なるブレーシングを採用し、降幡が思い描く理想のトーンを形にしています。
《降幡新のメッセージ》
今年の始めにカスタム用の木目の整った美しいホンジュラスマホガニーを仕入れることができました。その材を製材してる時に「この材で久々に18タイプを作りたい!せっかく豊富にあるから、DとFを自分の好きなブレイシングで作りたい!」と思い、ワンデーギターショーに向けて製作することにしました。
材料構成はトップに「アディロンダックスプルース」サイドバックに「ホンジュラスマホガニー」ネックは「ホンジュラスマホガニー1P」指板とブリッジには「エボニー」を使用しており、どの材もカスタム用に選定したものになります。HFのアディロンダックスプルースは、ブレイシングとの相性を考慮してやや硬めのものの中からタップトーンの伸びの良いものを選んでいます。
34セミフォワードシフテッドブレーシング

「HF-180CUSTOM」には34セミフォワードシフテッドブレーシングを採用しています。
Headwayマスタービルダーの百瀬恭夫が1934年製のビンテージギターのブレーシングを研究し、独自に発展させたブレーシング。Xのクロス位置がサウンドホールに近いセミフォワードシフトで新品時より低音の反応がよく、ボリュームのある鳴りを持ちます。フォワードシフトよりも5mmほどブリッジ寄りなっていることにより、トップ板の安定性も考慮された設計が行われています。
《降幡新のメッセージ》
カスタムのモデルを製作していて1番安定して納得できる音を出す事ができたのが、HFサイズのセミフォワードでした。ボディサイズが小さく胴厚も薄いHFでも、その反応の良さを活かしたままでまろやかリッチでバランスのとれた鳴りを獲得できると考えています。
甘いマホガニーサウンドをセミフォワードがまろやかに包み込み、アディロンダックスプルースが力強く鳴ってくれることで、心地よく非常に満足感のある音に仕上がったのではないかと思います。
抱えやすさと取り回しの良さも、HFサイズの魅力です。
ナット幅44mm × Narrow V Grip
ナット幅はHeadway製品のアコースティックギターで多く採用している43mmよりも僅かに広い44mmにすることで、フィンガースタイルにも対応した仕様となっております。

HD-115、HF-415に代表されるヘッドウェイギターの中でもトラディショナルなデザインのギターに対して採用されるのが「ナローV」グリップ。1F付近で厚み22mm程度で、山のピークが比較的尖っているのが特徴です。図を見て分かる通り、山の中腹付近の木部を削ってあるため握り心地はすっきりとしており、そのために山のピークが強調されて「Vの字」状になっています。
《降幡新のメッセージ》
ナット幅は44mmで、フィンガーからコード弾きまで幅広い演奏に対応できるギターを目指しました。
グリップはナローVで、現代的なギターに比べれば少し厚みを持たせています。これによりボディとネックがより一体化されバランスの取れた鳴りを得られると考えています。
降幡新より

今回は、木材そのものの素朴な音と雰囲気が味わえる“18タイプ”のギターを製作しました。
年始にカスタム用の良質なホンジュラスマホガニーを仕入れたことがきっかけで、この材で久しぶりに18タイプを作りたいと思い立ち、ワンデーギターショーに向けて制作を進めました。
トップにはアディロンダックスプルース、サイド&バックとネックにはホンジュラスマホガニー1ピース、指板・ブリッジにはエボニーを採用。いずれもカスタム用に選んだ確かな材です。HFでは、ブレイシングとの相性を考え、硬めでタップトーンの良いアディロンを選定しています。
「HF-180 CUSTOM」には“SF(セミフォワードシフト)”ブレイシングを採用しました。
HFサイズの反応の良さを損なわず、まろやかでリッチな鳴りとバランスの良さを生み出せると実感している配置です。
甘いマホガニーの音をセミフォワードが優しく包み込み、アディロンがしっかりと力強さを支えることで、心地よさと満足感の高いサウンドに仕上がったと思います。抱えやすさや取り回しの良さも、HFの魅力として感じていただけるはずです。
ナット幅は44mm、ネックはナローVで適度な厚みを持たせ、ボディとの一体感を高めています。
トップコートは極薄ラッカー、ネックはサテン仕上げとし、自然で軽やかなレスポンスを追求しました。
Headwayが大切にしてきた堅牢な造りと鳴り、そして百瀬直伝の手仕事にこだわり、永く愛せる一本を目指して仕上げています。
ホンジュラスマホガニーの美しい木目とともに、このギターの魅力を存分に味わっていただければ幸いです。
兄弟機の HD もぜひご覧ください。















