飛鳥工房の最高峰「STR」ブランドより、「STR JTG DESIGN」出展決定 【ディバイザーワンデイ2025】
ワンオフモデルやオーダーメイドを基本とするブティックブランド、STR Guitarsにて展開している「STR JTG DESIGN」のモデルが、One Day Guitar Showで出展決定。
ハイエンド・コンポーネントギターの製作で知られる伝説的ギタービルダー、故ジェームス・タイラーが、飛鳥の職人・八塚悟の自身のブランド「STR」のために新たにデザインしたのが、STR JTG DESIGNです。
和材やエキゾチックウッドの特性を知り尽くし、その魅力を最大限に引き出す八塚悟の技と、タイラーによる機能美あふれるギターデザインが融合した、まさに「マスターピース」と呼ぶにふさわしい逸品の数々。本記事では、今回出展となる新作モデル4本の製作途中の様子をご紹介します。
フルイドアートを応用した独自の塗装による一本
まずご覧いただくのは、黒の下地に赤・黄・白の着色を施したモデル。水の中に絵の具を垂らしたときのような流線を描く「フルイドアート」と呼ばれる技法を参考にし、飛鳥の塗装職人による独自の手業による一本です。ボディトップ左下に大きく広がった意匠は日本画の炎の表現にも似た、独特の印象のデザインとなりました。
ボディバックの黄と白を主とした配色は、まるで雲間を閃光が飛び回るような、流線が描く唯一無二の仕上げに。ボディだけでなくヘッドにも同様の技法にて着色を施し、色彩の流れを楽器全体に広げています。
三層構造のエルボーコンターを採用した2モデル
他モデルと一線を画す、三層エルボーコンター×センター3ピース
ボディのセンター部分に別の材を取り入れた設計による本モデルは、それ自体がモデルを象徴するアイコンとし、製作途中の段階でもその存在感を十分に発揮しています。また、木材を切り替えて配置することで三層構造にしたエルボーコンターは、機能性だけでなく視覚的な美しさも併せ持っています。
STR JTG DESIGNのモデルであることを体現するヘッドと、ボディバックのアッシュ材に施された、掌のフィット感を高めたヒールカット。現在、本塗装に向けて徹底された研磨工程を踏んでいます。
選び抜かれたバックアイバールの杢目
大地の営みを感じさせ、木が何かを語りかけてくるような雰囲気を持つ杢目材を使用したモデル。こちらのモデルにも三層構造のエルボーコンターを採用しており、迫力のある杢目と設計の美学が響き合う一本となっています。
真正面から見ると堂々とした風格がさらに際立ちます。本モデルにはボディ本体にマホガニー材を使用しており、より温かみのあるサウンドを期待できる仕様となっています。
これら2モデルのエルボーコンター部分にはさらに、ボディトップの印象にアクセントとなる彩りを加える塗装が予定されています。ご覧いただいた写真からまた一段階魅力を増すその完成形を、ぜひ楽しみにお待ちください。
最高級の銘木「スネークウッド」を指板に採用したモデル
最後にご覧いただくのは、非常に希少な材として知られるスネークウッドを使用したモデル。その独特な自然の模様の美しさから古くから高級ステッキや、銃・ナイフの柄などに用いられてきました。本モデルではこの超希少材をなんと指板に丸々使用。まだ全貌はお見せできませんが、指板サイドの部分だけ見てもその蛇のような杢目が確認できます。
ボディ本体の塗装もまだこれからですが「スネークウッド」に絡めた塗装が予定されており、どのような仕上がりになるか今から期待が高まります。
各モデルの全容は開催日に公開となります。
ご紹介してきたSTR JTG DESIGNの各モデルは、現在製作の最終段階に差し掛かりつつあります。STR Guitarsが辿ってきた技術とタイラーによるデザインが融合した渾身の一本を、ぜひ当日の特設サイトにてご覧ください。
カウントダウンサイトがオープン中！
2025年のOne Day Guitar Showは、11月22日(土)に開催決定。過去最多の200本以上に及ぶ新製品・限定製品を準備中です。開催までの約1か月間、下記のカウントダウンサイトにて、出展モデルに関する最新情報を随時公開してきますのでお見逃しなく！
一般ユーザーの皆様をショールームにご招待
2025年は初の試みとして、総勢200モデルを超える出展品が一堂に会するショールームに一般ユーザーの皆様をご招待！
専用の申し込みフォームから事前にご予約頂くと当日展示会にご来場いただけます。
Deviser One Day Guitar Showのために作られた特別モデルをぜひ間近でご覧ください。
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