【ついに完成!】ギターとして蘇る『大湫神明神社の大杉』②

大杉ギターが出来るまで

以前ニュース記事にて発表しました、岐阜県瑞浪市大湫町の神明神社の御神木から作られる『大杉ギター』。
ディバイザーではこの度、大杉復興プロジェクトの一環として2020年7月の豪雨災害によって惜しくも倒木してしまったこの樹齢数百年の大杉を使ってギターを製作します。詳しくは下記リンク先より前回の記事をご参照ください。

後編となる今回はついに、大杉ギターの製作行程から完成での動画を公開します。そして完成した大杉ギターは本プロジェクトに共感して下さったHeadwayギタリストわたなべゆう氏にデモ演奏をして頂きました。


こうして完成した動画がこちら。是非前編と合わせてご覧ください。

前編はこちら↓

ボディの加工工程

ブックマッチで貼り合わせたトップ材

遥かな年月を重ねて刻まれた年輪の姿はまさに圧巻。
トップ材に使用するにあたり、その姿を全面に押し出した”ブックマッチ”と呼ばれる方法で左右対称に貼り合わせました。

ボディ加工

大杉トップ材をボディに貼り合わせ、職人の手作業によって木材を加工していきます。
ギターのシルエットに削り、ザグリ加工を施します。
ザグリには後にピックアップなどのパーツが搭載されます。

Rosetta Vesselのアクセント加工

ボディにアクセントとして入るラインの溝を加工していきます。

既にお気づきの方はいらっしゃるかと思われますが、今回、『大湫神明神社の大杉』を用いて製作させて頂くモデルは今年度ディバイザー30周年を記念して限定復刻された『Rosetta Vessel』

▼RosettaVesselについての詳細はこちらの記事をご覧ください。▼

掘った溝にセルでラインを埋め込むと、『Deviser Rosetta Vessel』モデルの特徴的なデザインとなります。

研磨、塗装工程

ボディの加工工程が終了した後は研磨工程です。
塗装ムラが無くなるように、手作業で丹念に表面を滑らかにしていきます。

研磨が終了したボディは塗装工程に入ります。
今回、大杉本来の自然な色を活かすために着色はせず、オイル塗装で仕上げました

大湫神明神社の神話に肖ったデザイン

指板には大湫神明神社に言い伝わる「白蛇」をインレイでデザイン。
水不足の時代に白蛇が人々を大杉へといざない、根本から出現した湧水が人々を救ったという話です。
ポジションマークには湧き水から溢れた水滴をイメージしデザインしました。

組み込み工程

ネックとボディが完成したらいよいよ最後のパーツの組み込み工程です。
パーツを装着し、弦を張ると大杉は音の鳴る楽器へと変化します。

ギタリストわたなべゆう氏による試奏動画

動画内BGM、試奏動画ともにギタリストわたなべゆう氏に弾いていただきました。
試奏の様子は動画後半にございますので、ぜひ最後までご覧ください。

今回ご紹介したモデルはこちら!(2021年12月追記)

DEVISER
ROSETTA VESSEL-’21WSE OSG NA/OIL

希望小売価格・・・¥330,000(税抜)

ONE DAY GUITAR SHOW 2021での公開をお楽しみに!

限定ショーモデルが多数登場するイベント『ONE DAY GUITAR SHOW2021』は11月16日にオンライン開催!

今回ご紹介したモデルの全貌もこちらのイベントにて公開となります!!お楽しみにお待ちくださいませ!!!

ONE DAY GUITAR SHOW2021特設サイトOPEN(2021年11月17日追記)

2021年11月16日(火)18:00に特設サイトを一般公開いたしました!
ご紹介したモデルはONE DAY GUITAR SHOW2021の出展品です。詳しくは特設サイトをぜひご覧ください◎


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