5月31日は「Headway 531の日」

本日は2022年5月31日。
Headway45周年アニバーサリーイヤーの『Headway 531の日』です。

本稿は、1977年の創始よりHeadwayのフラグシップモデルから始まり現在に至る500シリーズについて紐解いてみました。
昭和・平成・そして令和に続くロングセラーモデル「500」シリーズについて話を伺いました。

マスタービルダー百瀬恭夫と500シリーズ

△Headway 百瀬恭夫と500シリーズヘッド△
ー昭和 Headwayについて少し伺えますか。

百瀬:初期は当時主流だった欧米のモデルに倣ったオーセンティックなモデルを作っていたのですが、私自身もその魅力に惹かれ日々研究を繰り返していました。当時はHeadway「HD-115」というモデルを筆頭に複数のモデルを生産していました。

百瀬自身が感じるデザインを落とし込む事がHeadwayの原点

Headway 創設初期のカタログにも500シリーズが掲載されています

Headway=百瀬恭夫 「HD-115」の方程式を覆す

ー500シリーズはHD-115とどのような関係性から誕生したのでしょうか?

百瀬:Headway 「HD-115」は30年代の正統派なアコースティックギターを踏襲しています。完成度やルックスはこれぞアコースティックギターとも言うディティールでしたが、私自身もっと「Headwayらしく」「よりHeadwayらしく」そんな差別化とオリジナリティについて日々考えていました。そこで誕生したのが最高峰フラグシップモデル500シリーズだったんです。欧米スタイルのルックスからの脱却はずっとテーマでした。

自分が育てたからこそ本当にかっこいいと感じるモデル

昭和56年 カタログ表紙
ー完成した時はどんな思いでしたか?

百瀬:これは後日談というか今だから言えるんですが、日々の製作に追われなんとか生み出せたという感じでした。
目まぐるしく変わる時代の中でやっと完成させた感じですね。

今では当時のギター、500シリーズをユーザーさんから見せてもらう機会があり、「おお!かっこいいな!」って心底思えるようになりましたね(笑)
当時とは感覚も違いますが、今は生み出せたことに誇りをもっていますし大好きなデザインです。

”Headwayらしさ”を追求

ー500シリーズの製作時について意識したことは?

百瀬:500シリーズは1980年以降に作ったモデルなので発足当初は存在しないんですよ。そして、紆余曲折を経て1999年に再度復活を遂げるんです。その時は、一部マイナーチェンジをおこなっています。ブリッジ形状もよりオーセンティックから脱却したルックスに変更し、ヘッド山の形状もなだらかな形状から突き出た形状へとオリジナリティを持たせています。

現行モデルとはヘッド山の形状が僅かに異なる

百瀬が夢を描き、そして後世へ継承していくHeadwayの系譜

ー百瀬イズムを引き継いだ後輩たちが作る、現在の500シリーズについてどう思いますか?

百瀬:若い職人が製作するギターは本当に素晴らしいの一言です、現在のHeadwayに在籍するビルダー達はみんな腕が良く向上心も持ち合わせているので本当に頼もしい存在です。

ここから先どのような進化と物語を作っていくか私自身非常に楽しみです。

 


500シリーズの特徴について

34セミフォワードシフテッドブレーシング

Headwayマスタービルダーの百瀬恭夫が1934年製のビンテージギターのブレーシングを研究し、独自に発展させたブレーシング。Xのクロス位置がサウンドホールに近いセミフォワードシフトで新品時より低音の反応がよく、ボリュームのある鳴りを持ちます。フォワードシフトよりも5mmほどブリッジ寄りなっていることにより、トップ板の安定性も考慮された設計が行われています。

エクストラスリムUネック

ネックが肉厚で、しっかりと握り込んで力強くストロークするような骨太な印象が先行していたヘッドウェイギターのイメージ。
その印象によってヘッドウェイを手に取り、好んで弾いて頂ける方がいる一方、同じ理由で敬遠されていた方もいらっしゃるかも知れません。

そこで2020年からスタートした「Headway史上最薄のネック」がこの「Extra Slim U Neck」です。1F付近で厚み20.5mmはこれまでのヘッドウェイのネック形状には無かった抜本的なサイズ変更となりました。こちらもカーボンバーの補強によってHeadway従来の堅牢さも保持しています。

ネックグリップを薄くすることでまず心配になるのがネックの強度ですが、もちろん抜かりはありません。

「一生涯を掛けて弾き続けることが出来るギター」

というHeadwayの信念を守り、従来より薄くなりつつも強度の高いネックに仕上げる為、カーボンサポートをネックに導入したハイストレングスネック仕様に。
グリップが薄くなる分ネック本体の質量は減少しますが、ハイストレングスネック構造により、剛性は高まり、不要なネックのしなりを抑え弦の振動がスムーズにボディトップに伝わります。

伝統の「後仕込み」と「蟻溝加工」

△Headwayビルダーが製作するギターの魅力でもある「後仕込み」「蟻溝加工」△

500シリーズ ラインナップ

Headway ディバイザー商談会モデル

Headway 飛鳥チームビルドシリーズ

Headway 飛鳥スタンダードシリーズ


Headway45周年記念感謝祭 開催中!!

2022年はHeadway45周年を記念して応募者全員に特典品をお送りするキャンペーンを実施中!!

特典品①応募者全員にプレゼント!ねこだまり工房製の限定蜜蝋ワックス!

Headway x ねこだまり工房のコラボレーション限定仕様の香り付き蜜蝋ワックスを応募者の皆様にプレゼント!

特典品②ポイントに応じて選べる豪華特典品!!!

購入したモデルごとに配布された点数に応じて、7品目の中から特典品を選ぶことが出来ます!!
こちらも応募された方全員にお送りしますよ!


今回ご紹介したモデルが気になった方はお近くの弊社製品取扱店様にご相談くださいませ。


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